Crezit公式note
「すべての企業がFinTechになる」FinTechスタートアップCrezitが、”Credit as a Service”で実現したい世界とは?
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「すべての企業がFinTechになる」FinTechスタートアップCrezitが、”Credit as a Service”で実現したい世界とは?

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みなさま、こんにちは、Crezit HRのまぬと申します。

2月24日(木)に当社はプレシリーズAとなる6.5億円の資金調達を実施。現在、ミッションである「信用を最適化して、人の可能性を解き放つ」世界の実現に向けて歩をすすめるべく、ほぼ全ポジションにて積極採用活動中です!


資金調達リリースから、次回のBIG NEWSまで毎日noteでCrezitのことを少しでも知ってもらえるような内容を皆さまに発信したいと思っており、

本日の記事では、当社が展開しているサービス「Credit as a Service」について、またその裏側の「金融のas a Service化」というFinTechの大きなトレンド、そのトレンドが生まれた背景について、を代表のYabebe-sanに聞いてきました!

「金融」や「与信」というと少しとっつきにくいイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、ドメイン知識が豊富な方も!全く異業種からすこし興味をお持ち頂けた方も!みなさんにとって面白い内容になっていると思いますので、ぜひ最後まで読んで頂けると嬉しいです。


いまのFinTechのトレンドは
BNPLとas a Service化

現在のFinTechには2つのバズワードがあります。

1つは、BNPLといわれるものです。いわゆる「後払い決済」の領域。この領域は、要するに割賦・信販など物を買う時の分割払いなどで、信販会社がずっと得意にしてきたところです。金融の歴史としては、昔からあるものなのですが、最近のトレンドとして、「短期」や「ECでの分割払い」など現代のニーズにフィットする形の新しいプレイヤーが出てきている、という状況です。

そして、もう1つが我々が取り組んでいるような金融サービスのas a Service化の領域。簡単にローンや保険などの金融機能を構築できるという仕組みがトレンドになっています。サービスのas a Service化というと、意味がわかりづらいかもしれないですが、プロダクトのバックエンドで金融機能をAPIで提供しているということです。たとえば、Brokerage as a Service(証券機能のas a Service化)では、証券取引に必要な金融機能をAPIで提供していますし、Insurance as a Service(保険機能のas a Service化)では、保険サービスの提供に必要な審査や掛け金計算等をAPIで提供しています。このように、様々な領域で金融のas a Serviceが生まれていて、世界中で新たなプレイヤーが出てきています。


金融のas a Service化は
BaaSからはじまった

金融のas a Service化のトレンドは、Banking as a Service(銀行機能のas a Service)、通称BaaSという概念から始まっています。BaaSが盛んになる前に、EU、特にイギリスを発端として、銀行がAPIを開放し新しい金融事業者が参入できる素地をつくる「オープンバンキング」という流れがはじまりました。その流れの中で、銀行が持つ様々な金融機能を外部に提供する仕組みをスタートアップや既存の銀行が生み出していき、Banking as a Serviceが生まれました。

Banking as a Serviceとは、たとえば、銀行が預金の機能やローンの機能、ライセンスやオペレーション、KYC(本人確認手続き)などをモジュールとして外部の企業に提供することなどを指します。これにより、新しく金融サービスを始める事業者たちは構築するのがとても大変な金融の基盤機能を既存の金融機関から借りてプロダクトを作ることができるようになりました。

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参照:https://www.moneythor.com/2020/10/02/banking-as-a-service-baas/


金融のアンバンドル化で
多角化するBaaSプレイヤー

金融のas a Serviceは、BaaSに紐付くことがほとんどです。ただし、扱う金融商品の幅というのはそれぞれで、例えば我々であればBankingというフルラインナップ(金融仲介、信用創造、決済などすべて)ではなく、特に、その中のコンシューマーファイナンスやコンシューマークレジットに特化したサービスを提供しています。そのため、私たちは、BaaSのなかでもCredit as a Service(CaaS)と自分たちのサービスを位置づけています。他にも、銀行が持っている様々な機能のなかで証券だけを取り上げたものが、先に挙げたBrokerage as a Serviceで、Bankingからそれぞれの機能を分解していくということは、今の大きな流れの1つです。これが、よく金融のアンバンドル化(バラバラにする)といわれるものですね。2015年〜2016年あたりから、そうした流れはあったのですが、近年はそれが更に拡張し、進化して、そもそもインフラレイヤーが分解されていくということが起きているのかなと思っています。

これは簡単にいえば、SaaS(Software as a Service)が金融領域でも広がっているということです。金融業界の流れ、SaaSの流れが合わさり、金融のas a Service化は急速に拡大していっています。


金融のas a Service化は
事業者にとってもコンシューマーにとっても
大きなメリットが

まずは、事業者側にとってのメリットのお話を。これまで、金融サービスの立上げというのは莫大なコストを要していました。そして、コストがかかるゆえに、本当はもっと差別化すべきことが他にあるのに、根幹の金融システム以外に手が回らないという事象が発生していました。それが、BaaSが広がったことによって、どの金融機関でもある意味同じという部分においては、これまでと比べて非常に低コストで構築ができるようになり、そのうえでブランディングや特殊なアプリ機能の開発に資本を投下することができるようになった、ということが最大のメリットかと思います。そのおかげで、いろんな種類のFinTechプレイヤーがでてきており、各社が独自の色を出しています。それは、他社との差別化にまで目が向けられるようになったからということです。

次に、コンシューマーにとって何がメリットかというと、便利・有用なサービスが生まれて新たな価値や良いUXを享受できることだと思います。今まではサービス提供者側が多額のコストを根本のインフラシステムに使っていたことで、コンシューマーは金利が高かったり、使い心地が悪かったりといった不都合を受け入れていました。それが、事業者側がコスト構造的に改善されたことで、より良いサービス開発を行ってくれるようになり、使い勝手のよいユーザーエクスペリエンスを実現してくれるようになった、ということです。

金融サービス構築に必要なシステム基盤や
オペレーションを提供する「Credit as a Service」

Credit as a Serviceは、与信に関するas a Serviceで、ローンや分割払いなどコンシューマーの与信にかかわる金融商品を簡単に構築するためのプラットフォームです。たとえば、ギグワーカー向けのサービスのなかに少額のローン機能を実装したり、引っ越しサービスのなかに賃貸契約の分割払いの機能を入れたり、といったことが行えます。

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その第一号案件が、2021年8月にリリースされた『Sukima Credit』です。『SukimaCredit』はスキマワークス社が提供する単発アルバイトに特化したスキマ時間に働けるマッチングプラットフォーム「Sukima Works(スキマワークス)」を利用しているユーザーを対象に当社が提供する融資サービスです。与信審査においては従来型の個人信用情報だけでなくスキマワークスでの勤怠データ等を加味した信用評価をもとに審査を行います。

 当社では、今回ご一緒させていただいたスキマワークスさんを含め、いまは主に、ミドルレイターフェーズのスタートアップのみなさまに対してサービスの提供を行っています。というのは、コンシューマー向けのサービスを展開するスタートアップ企業は、自社のサービスと与信の機能を組み合わせることで、顧客に対して新たな価値を生み出せると考えている一方で、与信や貸付の機能を自作するには莫大なコストがかかることが足枷となり、なかなか手を出せないでいる。そのような企業に対して、当社は、Credit as a Serviceとして、与信の機能を提供し、生み出したサービスのオペレーションまでを請け負っています。そうすることで、様々な企業が低コストで独自の金融サービスを作り、提供することが可能になります。そしてCredit as a Service自体も、機能提供先のサービスの個人データ(許諾・匿名化等されたもの)を活用することで与信アルゴリズムの精度向上に繋げ、あらゆる業種、あらゆる人の与信評価ができるように成長していきます。現在は少額のコンシューマーローンがメインですが、将来的には例えば車のローンなどといった高単価商材の分割払いや後払いなどにも対応していく予定です。

Credit as a Serviceのはじまりは
自身の与信課題

この事業をやろうと思ったきっかけは、自身の与信課題からです。僕は、学生時代にカードの支払いを延滞してしまってから、クレジットカードが作れないという経験をしていまして。そのときに、どうしたら適切な与信評価をしてもらえるんだろうと考えて、その1つの答えが「評価を下す人が僕のデータをもっと知っていればいんじゃないか?」ということだったんです。金融機関さんが、僕のことをもっと知っていれば正しく評価してもらえるんじゃないか「あ、意外と大丈夫な人だな」と思ってもらえたりするんじゃないかと。でも、それをしようとしたときに2つ大きな問題がありました。

1つが、「金融機関さんがどうやって僕の情報を取るんだっけ?」ってことです。その手段がない、だからこれまでは、無理だったんですよね。そして、2つめに、データを取れたとしても、そのデータを正しく運用して、与信評価に結びつけ、オペレーションしなければ意味がない。そして、その土壌はいまの金融機関にないということです。だから、僕らはいまCredit as a Serviceで2つのことをやろうとしています。

1つは金融機関側のシステムを作り直す、そして2つ目にそのシステムを持ったうえでコンシューマーのデータを持っている人たちと組んで与信評価を適切化していく、ということです。これをやりきれば、よりよく与信がなされる未来がくるって思ったのが、いまのサービス開発に至った経緯です。


金融のベネフィットを
より多くの人が適切なタイミングで
よりよい体験性で受け取れる世界に向けて

「信用を最適化する」と、僕らはミッションでいっているのですが、これまでに述べてきたとおり、与信の仕組みはいまだすごく古いままです。これは与信評価が古いだけではなく、どうやって金融サービスを届けるかとか、ユーザーの使うタイミングや使いたいケース・目的にあわせた金融商品を届けられているかとか、そういったことも含めて時代にまだフィットしていないんです。働き方や生活様式はこの数十年、もっというと目の前2〜3年でも、どんどん変わってきているのに、金融だけずっと同一視点なのはおかしい。より現代の人々にあわせて、パーソナルにセグメーテーションされたサービスを提供することで、コンシューマーはいままで自分でも気づいていなかったファイナンスニーズに気づいたり、事業者は金融サービスをより簡単に既存の事業やサービスに埋め込むことで、多くのお客さんとの接点が生まれたりと、そういった便益があるのではないかと思っています。そして、結果的には、個人がベストな体験性で、ベストなタイミングで、金融サービスを受け取ることができる。しかも、より多くの人がその便益を受けることができるような世界を目指しています。

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