【対談:Spiral Capital】「人の可能性を解き放つ」、投資家と起業家が見る実現したい社会とは?
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【対談:Spiral Capital】「人の可能性を解き放つ」、投資家と起業家が見る実現したい社会とは?

Crezit公式note

創業3年を迎えたCrezitは2022年2月に新たな資金調達を行いました。

VCとして新たに参画したSpiral Capitalの立石美帆氏に投資へ至った経緯やCrezitの魅力について聞きました。

きっかけはSNSで
見つけたきらりと光るサービス

――おふたりが最初に出会ったのはいつですか?

立石 2020年11月に私がFacebookのmessengerを通じて矢部さんへメッセージをさせて頂きました。当時私はSMB(Small and Medium Business)やC(Consumer)向けのファイナンスをリサーチしていた時期で、その中でキラッと光るサービスだなと思ったCrezitにご連絡したのが始まりですね。

 矢部 もう1年以上前になるんですね。

 立石 当時、Crezitはモバイルクレジットサービスの『CREZIT』を展開されているときで、ピボットを検討されていた頃でしたよね。最初のディスカッションの時から『CREZIT』から『Credit as a Service』への展開についてのお話をした記憶があります。


――お互いにどのような印象を持ちましたか?
 矢部 初めてお話させていただいたとき、ちょうど僕らは、前回のラウンドが終わったタイミングだったんですよね。資金調達も一段落していたので、心の余裕が戻ってきた時期でした(笑)。立石さんからコンタクトを頂くまでスパイラル・キャピタルとは接点がありませんでした。アーリーとはいえシリーズAのスタートアップを対象としているのかなと思っていて、正直ハイソなイメージだったので、ご連絡をいただけたときは思いがけずで嬉しかったです!

立石 たしかに、メンバーの経歴やウェブサイトをご覧になった起業家の方から初めは近寄りにくかったとよく言われます(笑)。

お会いする前からインターネット上で情報を調べていたので事前情報はあったのですが、ミーティングの時に思ったのは、矢部さんがすごく胆力というか行動力もあるし、思考力もあるし、バランスのいい方だなということでした。バランスが良くて、素直な方だなと。

あと、矢部さんがこの事業領域を選んだ原体験として、学生時代に行ったアフリカでマイクロクレジットの必要性を感じて人の可能性を引き出すことをしたいと考えるようになったというお話をしてくださって、私も実は学生時代にカンボジアで貧困層に教育を届けるという、人の可能性を広げる活動をしていたので、世の中への問題意識や目指している世界が似ているなということを僭越ながら感じていました。


――立石さんはそもそもどうしてCrezitにコンタクトを取られたのですか?

立石
 Twitterで矢部さんを見つけて、やっている事業を見てこれは面白い!と思ったのがきっかけでした。2014~2015年くらいから私自身が近い領域の勉強をしていたのですが、そのころ既存の与信の枠組みへの挑戦みたいなのは海外を含めて事例が出てきていた頃でした。

SNSでのスコアリングやPtoPのレンディングなどいろんなものが出ていたと思うんですが、そこまで成功事例というのは出ていなくて。どういうチャレンジだったら実現できるんだろうと考えていた時にCrezitを見つけて話してみたいと思ったのがきっかけです。

 

壮大なチャレンジへ
一歩一歩着実に歩を進めていく

――事業内容を聞いたときの印象はどうでしたか?

立石
 “鶏が先か卵が先か”というか、正直に大変だな…と。当時は、金融機関側の獲得も当然これからどうしようという状況で、事業者側も興味は持ってくれるものの資金の話になるので「自社でやるか迷ってるんですが、どうしたらいいと思います?」って聞かれたのを覚えています。壮大なチャレンジなだけに、難度高い!っていうのが事業内容聞いたときの正直な印象です。

 矢部 確かに当時は、どうやってそれを立ち上げようかまだ全然見えていなかったですね…。

 立石 既存株主内でも結構意見が割れるというか、答えが出ないということで、矢部さん自身も考え込まれていた時期でした。

 矢部 そう考えると、懐かしいですね。1年経ってそこは突破できたなと感じますね!

立石 『Credit as a Service』の本格立上げをスタートされ、かつ、金融機関側までしっかり巻き込みに行く状況というのを、1年で詰められたのはすごいなと、純粋に思います。

 


Crezitにはコンシューマー・ファイナンスの
市場規模を広げられる可能性がある

――この業界の市場感の伸び、成長をどのようにとらえていますか?

矢部
 僕らの市場は、エンドユーザーからみたらコンシューマーファイナンスとかコンシューマークレジット、個人に対する与信などの金融サービスが広く対象ですが、特に2021年は金融産業の中でBaaS(Banking as a Service)だったり、あるいはEmbedded Financeなどと言われるものの認知が少なからず広まった1年だったんじゃ無いかなと思っています。一方で、認知の広がりは明確にできてきているんですが、やっぱり市場の立ち上がりという意味ではもっと時間がかかるのでは無いかなと思っていて、そういうこれからできる市場を、僕ら自身がリードして創出していきたいなと思っています。

その上で僕らとしては、既存の金融機関のDXを我々が作っているプラットフォームで支援し、BaaSの広がりを加速させられればと。また、もう一つが、既存の金融機関だけではなくて、新しい事業会社、金融をまだやったことない人たちが、金融サービスをどんどん立ち上げられるようにするために、我々のプラットフォームを活用してもらいたいと思っているので、プロダクトをしっかりと創りこみたいと思っています。

 
立石 矢部さんが仰るとおりBaaSや金融のアンバンドル化(分離)が、ここ数年で徐々に進んできているというのは同じ認識です。

ただ、その視点って事業者視点というか、ユーザーからするとどっちでもいいんというところもある。それだけではユーザーとしての体験は何も変わらないよねというのは感じていて、Crezitはユーザー体験に落とすところを担えるいいポジションだな、うまい入り方だなと感じています。タイミング的に立ち上がり始めているけど、ユーザー体験に落とし込むところがまだなされていない領域だなと思ったので、面白いなと。

わかりやすくいうと、ZOZOのツケ払いとか、メルカリのスマート払いとかが流行ってきていて、物販EC領域には徐々にEmbedded Financeが溶け込んできていると思うんですが、頻度は少ないものでも様々な消費活動で滑らかなUXを提供できればもっと市場規模も大きくなるなと見ています。今回の投資に際して、市場規模を社内でも結構議論したんですけど、消費者向けの無担保ローンの何%を取るかという話だけではなくて、今まで与信がなかった人や今までファイナンスという手段を考えずに自分の貯金が無いことで諦めていた人たちにも提供していくことで、市場規模を広げていけるところに可能性を感じていますし、それをやり遂げることこそがCrezitの存在意義だなと思います。

 矢部 たしかに、今回の資金調達の中で、スパイラル・キャピタルが一番事業や会社についていい意味でしっかりと評価をしてくださったのかなという印象です。 

立石 スパイラル・キャピタルとしては今までの投資先で、一番決断が早かったくらいですけどね(笑)。

それは、矢部さんの魅力が大きかったからだと思っています。矢部さんの行動力とか想いを、2020年11月から見ているところは大きいので。現実的な部分と野心的な部分と両方あるので、すごくいいなと社内でも話が出ていました。

 矢部 ありがとうございます!嬉しいです。


他の事業と比較にならない
市場規模の中でゼロイチを作れるのがCrezitの魅力

――今回、投資を決められた一番の決め手はなんだったのでしょうか?

立石 今回の資金調達までの1年弱、矢部さんと何度か議論をしてきましたが、非常に大きな変化を遂げていると感じていて、その点は決め手の1つです。

もちろん売上などの実績は今後の1番の期待ポイントですが、矢部さんのビジネスを進めるBizDev力をとても感じていますし、採用でも、最初はCOOもいなくてほぼ矢部さん単独というイメージだったのが、村井さんがジョインしたり、チームとして成長していたりと、大きな変化を感じています。直近のことを聞いている限りでも、とてもプロフェッショナルないいメンバーが揃ってきているなという印象です。

 矢部 そうですね。だいぶレベル高いプロフェショナルな人材が集まってきてくれていて、ようやく組織立ってきたなと感じています。

このタイミングでCrezitのことを興味持ってくれた人からすると、やりがいのあるプロダクトやビジネスをかなりレベルの高い人と一緒につくっていける環境だと思っているので、早くみんな来てくれるといいな!と思ってますっ(笑)!

 立石 あと、ファンド視点で言うと、Fintechでも特に、Embedded Financeは社内でもキーワードとしてもあげていたくらい注力していきたいと考えていました。

繰り返しになりますが、普通にレンディングと考えてしまうと無担保ローン市場が9.5兆円で大手がたくさんいる中でそのうちの何%を取りに行きますか?という話になってしまいます。でも、もっとユーザー視点で考えた時に、例えば不動産賃貸の初期費用って平均50万円は必要と見積もった場合にそれが年間200万件以上あると試算すると、それだけでも1兆円規模になりますよね。それだけではなくて、結婚式、海外旅行や国内旅行もあるかもしれないし、葬儀、自動車購入とか、いっぱい広がると思うんです。これらを全部足しただけでも、相当な可能性のある事業になります。そのゼロイチを作れるところはCrezitの大きな魅力だと思います。

 
――最後に立石さんからCrezitへ今後にむけたエールをお願いいたします!

立石 実現したいミッションの思いの部分にはすごく共感していて、自分の考えとも近いな思っているので、「与信の最適化」を通じて個人の可能性を広げることを忠実にやっていただきたいなという想いのみです。

\立石さん、ご協力ありがとうございました!/


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